2015年8月2日(日)
貞山運河研究所ミニフォーラム「新浜の海岸公園と貞山運河の利活用」を開催しました。
今回のフォーラムは、貞山運河(新堀 1870~1875)を擁している仙台市宮城野区の新浜町内会との共催です。

新浜地区も東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、その後、町内会を中心に復興まちづくりの指針をまとめ、まち歩きやワークショップを重ね地域が主体となって取り組むまちづくりの実践計画「アクションプラン」もつくっています。

当日は、午前中に現地研修を行い、午後からは「海岸公園の計画について」の話題提供と話し合いを行いました。
参加者は、貞山運河研究所の会員、新浜町内会の方々など、60名以上になりました。

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10時に新浜町内会の集会所に集合し、主催者あいさつの後、参加者はバス2台に乗り込み現地へ移動します。

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天候は晴れ、気温は32度ぐらい、大変暑い日になりました。

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堤防に上がって、東北学院大学教授の平吹先生から説明していただきます。

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海岸は砂浜の植物など緑が回復してきています。堤防は、内陸側から重機を入れることで緑を残したそうです。

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新浜町内会の顧問・瀬戸さんからは、昔から植林してきた地域であることや、松の葉を燃料にしていたこと、また、潮風が強いことから松林で塩害を防いでいた等、海との関わりについてお話ししていただきました。

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貞山運河沿い(以前はサイクリングロードだった場所)を歩いていき、今はヨシ原となった湿地帯の様子も見学しました。震災前は田んぼもあった場所です。

集会所に戻ってお弁当を食べた後に、各行政の方から計画等について説明をしていただきました。
・仙台市(建設局百年の杜推進部 公園課海岸公園整備室):海岸公園の再整備計画について
・仙台森林管理署(海岸防災林復旧対策室):海岸防災林の再生、生育基盤の造成などについて
・宮城県(仙台土木事務所 河川部河川砂防第二班):被災状況と今後の河川津波への対策、復旧について

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最後の話し合いでは、参加者からいろいろな感想を話していただきました。

・震災前にサーフィンに来た。地元の人から昔の話などを聞きながら見られてよかった。
・地元の人の話が生活や風土、体験だった。これからの復旧に生かしてほしい。
・一部だけ海岸の松が残ったのはなぜ?
→わからない、もっときっちりと調べることが今後に必要と考えている。土地の高さなどが影響?
・海に行ったのは震災後初めてだった。家の周りのことが最初だから落ち着いてからでないと行けなかった。以前はいろいろなことを海辺でやったので、懐かしくなる。夏休みなどはサイクリング、スイカ割り、海水浴、生活そのものだったのを思い出した。
・松かさ拾いを、小学校時代に生徒全員でやった。焚き付けに使う松葉、落穂を拾って売ったり、イナゴを茹でて販売。ここは空気がきれいで、浜風が涼しいし、人がいい。貞山堀を渡る橋がない。清掃をやっていた。
・生活する場が第一。橋も生活の一部だった。
・人の気持ちが入った計画が大事だと思う。フットパス、遊歩道を早急に整備する必要がある。お金はかからない、地域の宝探しをしてコースをつくる。歩くのはスローだから、お客さんの滞在時間が増えて地域にお金が落ちる。観光と震災の遺構。
・ただの原形復旧だけでは、地元の方の意見を吸収できてない。
・海岸公園のコンセプトは?海と関わりがない。

以上