井土浦23月28日、土曜日。風は若干冷たかったものの日差しは暖かく快晴。この日、貞山運河研究所発足後、2度目のノルディックウォーキングが開催されました。1回目(千年希望の丘)の参加者は8名でしたが、今回はなんと17名の参加。多くの方に貞山運河を見ながら、触れながらのノルディックウォーキングに参加していただき、その魅力を感じてもらえることをとても嬉しく思います。

井土浦1

今回は、井土浦地区藤塚在住の加藤さんにガイドをしていただきながらのノルディックウォーキングを試みました。
「ガイドによる貞山運河の案内+ノルディックウォーキング」
これは、この企画を立てた時から思い描いていたプランであり、理想の形に一歩近づけたと実感出来るものでした。のぼり旗を持ち出迎えてくれたガイドの加藤さんからは、井土浦の歴史、地名の由来、この地域の津波の被害や現状、昔この地域に小さな市場があったことや生息する生物・動物のことなど様々な興味深い話をお聞きすることができ、あっという間に2時間ほどが過ぎてしまいました。歩行距離は約4kmでした。井土浦3

いい汗をかいた後は、閖上メイプル館に移動し昼食。続いて意見交換会を行いました。意見交換会では以下のような意見が・・・

「貞山運河は歴史遺産。インフラとしても役割がある」
「津波の力を改めて感じた。」
「防潮堤が作られているが、今後どう関わってくるのだろうかと考えさせられた。」
「普段は15分歩くと、ひざが痛くなって歩けなくなるのに、ノルディックウォーキングでは4km完歩することができ、驚いている。」
「井土浦は仙台の財産だと思った。」
「貞山運河は壮大な土木遺産。その価値は松島に匹敵すると思う。」
「貞山運河研究所がプラットホーム的役割となり、未来に運河を伝えていけたらいいのではないか。」
「井土浦からの眺めが良く、海、山、仙台の街並みを見ながら歩くことができた。」
「震災後はじめて井土浦に来ることができた。」
「震災前との景観の違いに、ある意味ショックだったが井土浦に自然はいつかきっと戻ってくる。」
「早く観光資源にしたい。」
「ガイドの加藤さんの案内が良かった。」
「観光やサイクリングなどスポーツを楽しむ人が井土浦の自然を共有できたらいい。」
「防災も大事だと思った。」
「貞山運河49kmマップをつくり紹介したい。」
「運河サミットを企画してはどうか?」
「貞山運河プロジェクトの各地区の代表者の意見交換の場があるといい。」

・・と様々な意見や感想を参加者の皆さんから頂きました。
井土浦4 井土浦5

貞山運河研究所では、これらのご意見やご感想も今後の活動に活かし、シンポジウム等を実施する際のメニューやディスカッションテーマとして考えていきたいと思います。

井土浦6ところで私が現場に先乗りして皆さんの到着を待っていた時やメイプル館で食事をしながら外の景色を眺め思ったことですが、井土浦付近や広浦付近は子供の頃、よく釣りなどをして遊んだ場所です。そこが昔の姿とすっかり変わってしまったことは寂しいことです。しかし、またその場所を再生させ、人々が生活し遊び、新しい思い出を作っていく場にするための小さな小さな一歩になるかもしれない活動を私たちは行っているのだと考えると不思議な気持ちになりました。長い貞山運河の歴史のほんの一瞬かもしれませんが、私達は、貞山運河とその地域の未来に続くバトンをつなごうとしているのだと信じることができました。

今回の「ノルディックウォーキングin井土浦」の参加者、協力者、運営スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

次回は石巻に舞台を移して、また歩きます。次回も皆様のご参加をお待ちしています!